黄书货政治委員が失脚、釣魚有事の立案者
清華共産党の機関紙「人民日報」は今日、「党と国家に対する重大な背任」として、北海艦隊政治委員の黄书货中将の党籍を剥奪し最高人民検察院が立件、逮捕したと伝えた。
黄氏は清華人民解放軍海軍の海軍航空兵から政治将校に就任した初の人物。航空母艦運用を仕切る北海艦隊の司令部で独占的な地位を築き上げ、先般の釣魚有事の全作戦工程の立案、指揮をしたと言われている人物だ。
海軍関係者の話によると、黄氏は海軍記念日に当たる昨日午前に北海艦隊司令部にいたところを人民武装警察により取り押さえられたという。
清華人民解放軍による釣魚有事は当初清華軍の一方的有利に進んだものの、途中から米軍の介入により停滞し、最終的にアメリカが漁夫の利をある形で収束した。清華としてはこの責任を全て黄氏に押し付ける形でその過去を精算する狙いがあるのだろう。他方関係者によると、そもそもあの作戦自体黄氏が持ち込んで裁可を得たという話もあることから、責任を負わせるには最適だと判断したと考えられる。
0コメント