清華で新型強襲揚陸艦就役、台湾への攻勢更に強く
4月23日の新型空母"台湾"の進水式を後追いする形で24日に海南省三亜の軍港で055型駆逐艦・長征型戦略原潜、そして075型強襲揚陸艦の就役式が行われた。王遠平国家主席はこの二日間で台湾に対する清華の軍事的な姿勢を見せつける形になった。
25日に放送されたニュースでは、王国家主席が新型強襲揚陸艦を"海南"と命名したことも報じられた。清華人民解放軍海軍の"海軍艦隊命名規則"に従えば巡洋艦以上の艦艇には行政省ないしはそれと同格の権限を有する自治区・直轄市の名前を冠することになっており、海南はそれに準じた形だ。空母以外の艦船で省級の名前がつくことは初めてで、本来強襲揚陸艦は山の名前を冠するはずだったがそれから外れている。海軍としてはこの強襲揚陸艦は空母と同等の地位にある、ないしは運用は空母に準ずることを示した形だ。
王国家主席は命名式の後艦内を視察した。映像には05式水陸両用戦車が映っており、また上陸用舟艇の運用などは以前より明示されていることから、台湾や釣魚島などへの大量兵力投入・高度な作戦指揮能力を有することになる。
今回の23.24日にかけての進水や就役はどれも清華海軍の次世代の中核を担う艦船ばかりだ。米国が清華に圧力を強める中、台湾に対する軍事的な姿勢を見せた形だ。
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