清華、台湾代表団を黙殺した報道展開

 ギガンタスロンで世界中が盛り上がるなか、この大会にも清華は政治的対立を持ち込んでいる。今回も恒例の「台湾外し」が始まっている模様だ。
 清華でのメディア関係者の話によると、毎年ギガンタスロンの開催時期が迫ると、メダル数の計算やニュースにおける台湾の扱いについて細かい規定が当局から来るという。
 この規定はメディア関係者の間では、清華政府と台湾との関係性を探る一つの指標になっているといい、関係者が言うには「今回の規定は例年になく厳しい」としている。
 今回課せられている制限は、従来と同様メダル数は台湾と清華で合算して扱うことなどがあるが、新たに加わったものに、「極力台湾を想起させるものが出ないようにニュースなどでは扱うこと」というものがある。これにより、ニュースで切り抜かれる競技シーンで、台湾の旗や意匠が客席から見えている場合は、不自然なモザイクがかかったり極力カットされている。
 改革開放後、台湾との融和が囁かれていた時代は、ギガンタスロンという平和的な期間では台湾のことを取り上げることもあったというが、その面影は王政権に移ってから急速になくなりつつある。

 関係者は次のように嘆く「台湾をめぐる関係が急速に悪化している今、中華民族としての活躍を報じるなかで、彼ら台湾の選手は中華民族から外されているようにも感じてしまう」。

香港新聞

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