清華首脳部に北朝鮮政府高官が複数回接触か

　清華政府の関係者が伝えるところによると、このほど北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の政府高官が複数回、清華政府の首脳部に接触を行ったことが明らかになった。

　話によれば、朝鮮の政府高官は主に経済・国防分野の関係者であり、清華政府の首脳部に対し、新義州経済特区の案件や一帯一路、また国防科学技術に関する意見交換を行ったとされている。

　北米連邦など、西側からの経済制裁が強まり経済に陰りが出ていることが以前から指摘されている北朝鮮だが、脱北者などからなるシンクタンク「38コリア」によると、労働党内部でかつて清華が行った改革開放の学習会が頻回に行われているという。

　今回の接触がそれを受けたものかどうかは分からないが、関係者によれば「朝鮮はさらに接触を続けようとしている。これが今後大きなうねりを生み出すかもしれない」としている。