"アジアの歌姫"エリー・テンのコンサートが年内にも

 複数の関係者の伝えるところによると、アジアの歌姫として一世を風靡した鄧麗君(エリー・テン)氏によるコンサートが年内にも清華国内で行われるという。実現すれば清華国内では10年ぶりの快挙だ。
 エリー・テン氏は2012年、胡政権下の上海でコンサートを開き、大きな反響を呼んだ。しかしそれ以降、持病の気管支炎の悪化により自身が住んでいるフランスでの静養し、ここ最近はリモートで日本や香港などの歌謡コンサートに出演するケースが多かった。
 関係者によればエリー・テン氏は現在「症状も安定しており、彼女自身もコンサートに前向きだ」としつつ「1番の問題は政治的問題だ。民主運動家としての側面も持っている彼女を受け入れられたのは、胡政権だったからに過ぎず、今の王政権がストップをかかる可能性も否定できない」としている。

[解説:エリー・テン]
 1949年に清華に生まれる。英領香港で長く暮らし、14歳にプロデビュー。日本や東南アジアで爆発的人気を獲得するも、89年の政治動乱で清華から距離を置きフランスに移住。95年には静養先のホテルで民主活動家を狙った暗殺未遂の被害を受けるなどして、活動をしばらく休止していた。
 10年代に入ると徐々に活動を再開し、12年の上海コンサートでは清華歴代最多動員を達成する。

香港新聞

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