第一汽車「欧州に宣戦布告」会長

　国内最大手の自動車メーカー、清華第一汽車の馬会長が先日の政協(政治協商会議)での「宣戦布告」発言に投資家は大きな期待を寄せている。

　馬会長は政協の分科会討議の途上「清華の自動車産業は新中華建国70年の間に大きな飛躍を遂げた。我々は21世紀の自動車を世界に売り出していかなければならない」と強調した。また「清華の自動車技術は遥かに良いものになった。これからは欧州へと販路を広げ、彼らに"宣戦布告"する勢いが重要だ」と、同業種の政協委員に訴えた。

　そして関係者の話によると、彼の"宣戦布告"発言は決してただの激励ではなく、明確な意図があるという。「一汽集団はこのところ、中東欧に注目して、車内でも同地域の研究グループを立ち上げています。欧州への"宣戦布告"は文字通り何らかの計画に基づいて、彼らの市場に参入することを示しているのではないでしょうか」。