王国家主席、秋の大会で「領袖」位置付けか

 党関係者が明らかにするところによると、今年の10月にも行われる党大会で王遠平国家主席を党の「領袖」に位置付ける案が討議されているという。領袖の称号は毛沢東以来の指導者に与えられていない。
 歴史上、党の歴史で「偉大な領袖」と認定されたのは毛一人で、毛のあとを継いだ華国鋒は「英明な領袖」と呼称されたものの、短命の政権に終わっている。一方の王国家主席は2016年に党内で「核心」の称号を獲得している。これは改革開放を進めた鄧小平が使い始めた呼び方で、毛や鄧、江沢民元総書記を「核心」とした。
 領袖の称号の獲得について、党関係者は「党で禁止される個人崇拝につながる」とする懸念の声も上海閥などから挙がっていると指摘。事実、2018年には党機関紙、人民日報が王国家主席を「人民の領袖」と伝えたが、党内で異論がでたとの指摘もある。党大会までに結論が出ない可能性もある。

香港新聞

你好!香港新聞は清華人民共和国香港の主要メディアの記事を日本語に翻訳し提供する総合ニュースサイトです。正確かつ迅速なニュース配信を行う、香港有数のメディアをセレクトし、皆様にお届けいたします。

0コメント

  • 1000 / 1000