ソ「反イスラエル」華「中東の平和」対以巡り温度差
ソビエト連邦は現地時間で21日、ニューヨークの連合機構総会においてイスラエルに対する非難決議を提出した。清華連合代表はこれについて各国に先駆けて賛意を示したものの、その対応に2カ国の温度差が浮かび上がる形となった。
ソビエトはこのほど、反イスラエルを前面に押し出し、パレスチナ政府の支援や先般の非難決議などを繰り返している。清華政府はこれに対して、イスラエルとの合意破棄を行ったものの、焦点となった改正条約は遵守し、またその後は"中東の平和・秩序の維持"という名目でソビエトに同調している。
2カ国間関係に詳しい南京師範大学の盧教授は「中東問題は清華にとってとてもシビアな問題だ。改革開放以降、西側との関係が変容していく際に関係を改善していったのが中東諸地域で、特にイスラエルはその一つだ。現在の王政権は社会主義強国としてソビエトと共に東側陣営を代表する一方、民生などを中心に築き上げた中東関係もそれなりに気にしているのではないか」と指摘する。
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