清華軍機に脅かされる台湾の今
清華軍機による台湾への圧力は新たな段階に突入した。台湾国防部によると、ここ最近護衛の戦闘機を引き連れた清華軍の爆撃隊が台湾の防空識別圏に侵入している。
清華による"台湾統一"の試みはいよいよ対話の段階を越えたのだろうか。先月開催された全人代の途上、清華国防部の東代表は「(台湾について)武力を持ってその独立勢力を打ち倒し、台湾を解放し祖国に復帰できるようしなければならない。我々の武力は台北の独立勢力の上に五星紅旗を掲げ、そして同胞を解放できるし、もし対話が上手くいかなかったり、西側の独立支援勢力とこれ以上結びつきを強めるのであればそれは明日にでも実行されなければならない」と明確に武力による台湾解放の選択肢を提示している。
またそれに合わせるかのように、従来あまり見られなかった清華軍機の台湾防空識別圏侵入がここ1ヶ月ほど横行している。
台湾国防部の関係者は本誌に対し匿名を条件に取材に応じた。
記者:清華軍機による台湾防空識別圏への侵入をどのように捉えるか。
関係者:非常に憂慮している。米軍インド太平洋軍司令官などは「6年以内の台湾侵攻」と言うが、昨年の釣魚有事などで王指導部の求心力が揺らいだ今、本当に明日侵攻されてもなんら不思議ではない。
記者:防衛等に突いてどう考えているか。
関係者:現時点で我々は侵入した清華軍機を捕捉し追跡している。しかし現況で清華軍が侵攻した場合、予備役などを招集しても台湾を防衛することは不可能だ。
台湾を取り巻く情勢は混迷を深め、緊張状態はかつてないものになりつつある。
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